文庫
発売: 小学館
amazonでのユーズド価格: ¥ 1
著者・編者:
原 秀則
アマゾンでの評価平均値: 4.0
アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4原さん、しっかり構成してください〜 予備校を舞台に、少したよりなげな主人公光が、ヒロインである
K大志望の奈緒子、T大志望のしおりのあいだを揺れ動くライトな
ラブストーリィです。
「大好きな女の子が目指す大学を自分も」が、キーワードのはずな
のですが、作者の迷いからか、なかなか方向が見えず、読んでいて
いらいらすること請け合いです。
実際、作者は、奈緒子を非常に魅力的なキャラとして、細かく描
いている一方、作者の奈緒子に対する扱いはとても厳しく、「なーん
でこーなるかなぁ」と思うこともしばしばで、奈緒子の見せる光に
対する気遣いにも関わらずその反応の冷たさにガッカリさせられます。
作者が、最終的に方向を決めたのは6巻だと思う。そこから、しおり
を光の恋愛対象から正式に外し、奈緒子を慕う光の恋敵を出現させる。
光の気持ちに整理がついていない時に突然出現した恋敵に、緒戦は、
一方的に敗れるのだけど、「会ってちゃんと気持ちを伝えなければ。。」
という、しおりからのアドバイスに直ちに反応し、それがエンディング
につながっていくあたりで、一読者として、やっとホっとしたものでした。
私としては、前半のキーワードである「大好きな女の子が目指す大学
を自分も」という言葉を、奈緒子も「かっこいいよ」という言葉で返し、
光に接近しているのだから、この言葉をもっと大事にして欲しかった。
光を最終的にはK大志望に替えるとかね。それだけで話として大分筋
の通ったものになると思うのですが、どーなんでしょうかネ。
評価: 4少し昔の大学受験世代の物語です。 漫画の主人公は大体かっこいい方が多いのですが、
この本の主人公は、優柔不断で、はっきりしません。
受験勉強をするものの、中途半端で、結局予備校へ
そこで、好きな女の子に出会います。
その女の子は、勉強も出来、東京の予備校に通う為、
一人暮らしをしているのですが、
実はその女の子には東大生の彼氏が!!
そんな中、予備校でもう1人の女の子とも出会います。
この3人をめぐる物語が、受験世代の悩みを通して、
ものすごく現実的に書かれています。
原さんの漫画は、リアリティを感じることができます。
一度読んでみてください。