文庫
発売: 文藝春秋
価格: ¥ 620
amazonでのユーズド価格: ¥ 1
著者・編者:
山本 一力
アマゾンでの評価平均値: 4.0
アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 4脚本みたいな感じ 時代小説はあまり読まないけどグングン吸い込まれるような感じ。
これは小説というより脚本なんじゃないか?みたいな変な感覚が
芽生えてきたりして。 テンポが速すぎて・・・特におふみの
両親の死に方の描き方があまりにもあっけないので進むうちに
次の不幸はナンなんだ?って勘ぐりしながら読んでました。
家族〜特に兄弟って人数がいると親も誰が一番好きとか出てきてしまうのかも・・自分も子育て中なのでその点を考えさせられました。
親という字は木の上に立って見る〜暖かく見守りながら間違っていたら
甘やかさず注意する・・長男の榮太郎はおふみが猫可愛がりしたから
ダメになってしまったのかな・・・時代小説でなくても下町の自営業の
家でも現代として十分いける内容のホームドラマなのかもしれない。
評価: 4心地よい熱気を帯びた小説 NHK時代劇「次郎長・背負い富士」が好評な山本一力氏(原作は『背負い富士』)。本書は氏の直木賞受賞作。上方から江戸に下った豆腐職人の親子二代にわたる人情時代小説である。
食べ物の描写が魅力的な時代小説には外れがないというのがわたしの経験則だが、江戸の、上方の豆腐が目に浮かび、手ざわり、舌ざわりが感じられるようで、やはりそれに見合う鮮やかで手応えのある物語だった。
第一部では、豆腐職人永吉と妻おふみが苦労の上成功し、三人の子を授かる様が描かれる。しかしそれぞれの思いがすれ違いぎくしゃくしていき、店潰しを目論む同業者なども絡む。親の他界後、葛藤は子どもたちに引き継がれる。葛藤の理由が明らかにされ、もつれた糸がほぐれていくのが第二部だ。
第二部では、子どもたちをはじめ、次男の嫁など複数の視点から、謎解きめいた形で第一部が語り直されていく。よって時間が行きつ戻りつし、戸惑い立ち止まる箇所があるが、自分にとってはそれがどんどんページを繰りたくなるこの物語をじっくり味わうためのほどよいブレーキになった。
本作執筆のきっかけには山本氏の実体験が動機になっているそうで、思い入れの強さが滲んでいる。が、ひとりよがりの押しつけがましい物語にならずに踏みとどまっているのは氏の筆の力と思う。氏の提唱する「家族力」。親子二代の時代小説という形式を得て、シンプルであたたかみのあるメッセージとなった。
縄田一男氏の解説も、本書にほれ込んだ人だけに熱が入っている。直木賞選評なども引用されており読み応えがあった。
評価: 5心改まります このくだらない世界に素晴らしい贈り物をありがとう。
時代小説ということで、読む前は若干抵抗もありましたが、今は幸せな気持ちにあふれています。2日間で一気に読み進めてしまいました。
久々に涙しました。最後にもう一度ありがとう