文庫
発売: 小学館
価格: ¥ 650
amazonでのユーズド価格: ¥ 469
著者・編者:
土田 世紀
アマゾンでの評価平均値: 5.0
アマゾンでのカスタマーレビューより:
評価: 5名作中の名作 あの「編集王」がついに文庫化!
漫画家を題材にした作品は数あれど、編集者を題材にした作品は少ないのではないでしょうか。
編集者、漫画家、印刷所、営業、本屋、ファン…と様々な人間が交錯し、「漫画」という一つの文化を創っている事がよく分かる名作です。
なにしろ熱い。今時スポ根漫画でもここまで熱くないだろってくらい熱い。
とても90年代の漫画とは思えません。ゆえに、漫画へ実直な思いが強く胸を打ちます。
「スピリッツ」というド・メジャーな雑誌で連載された本作品と、「IKKI」というややマイナーな雑誌で連載中の「夜回り先生」。
出版関係者の方ならば誰が誰のモデルになっているのか連想するのも一つの楽しみ方です。
本作品がキャンディ・キャンディ版権問題に巻き込まれてしまっていたのは大いなる皮肉以外の何者でもありません。
問題のカット(文庫版2巻)が白紙になってしまっているのは残念ですが、それでもなお、再び版を重ねるに至った事実は非常に喜ばしい。
「漫画」という、若くして大成してしまった日本の文化。
それを作る人、そしてそれを愛する人全てが読むべき名作と言えます。
評価: 5マンガ好きは必ず読んでほしい 初出は1994年。もう12年も前の事だ。
ちょうど駆け出しのディレクターだった頃で
「スピリッツ」の発売を楽しみにしていた記憶が蘇る。
とにかく熱い。梶原の魂を持ったマンガかと思う程、登場人物が熱い。
面白いマンガのために腐った編集部で暴れまわる新人編集者カンパチの話なんだが
今見るとこのパターン、「ブラックジャックによろしく」が見事に踏襲しているな。
文庫版の表紙が、「スピリッツ」というより「アクション」もしくは「冒険王」のテイストなのが楽しい。
この1巻の一番の名シーンは、仙台さんの顔UP
『この俺が、どんなにマンガを好きかって事を・・・』
これに尽きる。
相手にしていなかった新人を、分かり合った途端に「カンパチ」と呼ぶ仙台さんが素敵だ。
(読んでないと全然分からんな)
熱いマンガを読みたい方にはオススメの一品。
評価: 5漫画への愛がひしひしと 漫画編集部をテーマにした漫画。
こんなことを書くと、内輪受けをねらっているか、逆に単なる暴露話になってしまいそうだが、これは「漫画への愛情」がひしひしと伝わってくる名作だ。
「明日のジョー」に憧れてプロボクシングでチャンピオンを目指していた主人公は、網膜剥離によって引退を余儀なくされる。
かつての先輩に半ば騙されるように「漫画の世界のチャンピオンを目指す」なんていうことになってしまうが、現実の漫画の世界はそんな夢よりも部数や読者アンケートを追及するドロドロの世界だった。
世間知らず故に、自分の理想をまっすぐに追及しようとする主人公が、次第に周囲に影響を与えていく。そんな漫画です。
あと、シリアスな絵柄とは裏腹に、中身はギャグの度合いが濃いので、かなり笑える。一方でここぞという時には、泣けるシリアスな演出もある。このあたりの<緩急>の付け方が実にうまいと感じる。
漫画好きならぜひ一家に一冊備えておきたい本だ。